昨年10月5日にオーランド空港で起こった事件だ。

身分証明となるIDも航空チケットも持たずに空港のセキュリティを通って、オーランドからアトランタ行きの飛行機に乗った女性がいた。

誰もが思うだろう。どうやって？

関係者全員に対する調査が行われ、ことの真相がやっと明らかになったと地元のオーランドセンチネル新聞が伝えている。

まず、女性は2つの大人数家族がIDと航空券をセキュリティーポイントで提示している間に、その人混みに紛れてポイントを通過し、空港内に入った。

そして、アトランタ行きの飛行機の搭乗口では車椅子の乗客の後ろに立って、まるでその乗客の介護者のようなふりをした。

車椅子の乗客のチケットを確認した空港会社職員が女性にチケットを尋ねたら、女性は「もうスキャンしてもらった」と答えて通過して飛行機に乗り、機内で勝手に座席に座ったが、その席のチケットを持った客が現れ、女性がチケットを持っていないことがバレてしまった。

飛行機はゲートに戻り、乗客はすべて降ろされ、FBIが出動する大騒ぎとなった。

結局、起訴には至らずに警告を受けて女性は釈放となった。

その後、女性は新聞社の取材の申し出に対して手書きの手紙で返答した。

「本当にごめんなさい。他になんと言っていいかわからない。でもセキュリティーの問題とかを全部私のせいにしないで」