世界的なサプライチェーンの問題で、新たな商品の品薄が発生しているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
現在問題となっているのはタンポンだ。
しかも、コットンとプラスチックの原料費が上がっていることから、価格も上昇している。
テレビ局が、独自にオアフ島の店舗数店を調査したところ、ナプキンの在庫はあったものの、タンポンの棚には商品がなかったところもあったという。
今後も品薄状態が続くと、今まで使い慣れたブランドのものが手に入らなくなる可能性もある。
イリマ中学校の教師サラ・ミランタ・ラフィンさんは、教室に常備している生徒用の生理用品について、秋の新学期が始まる前に学校側が在庫を確保してくれることを願っているという。
ラフィンさんも、一部の商品棚に空きがあることに気づいているという。
「カポレイにあるターゲットを利用しているのですが、いつもはきちんと陳列されている商品棚に、空いているスペースがあるのです。新学期が始まったら、生徒たちが必要なものを持っているかどうか確認したいと思います」
経済的に困窮している女性に生理用品を提供する活動をしている非営利団体「マイ・ムーブメント・ハワイ」のニッキー・アン・イー氏は、「タンポンなどの生理用品の価格が値上がりしています」と述べている。
製造元によると、タンポンの品薄は一時的なものだというが、十分な商品が供給されるようになる時期については発表されていない。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.6.14)