ウィスコンシン州ソーク・シティに住むフィダリア・ブリューニグさんは、100歳の誕生日を迎えたその日、消防車に乗って街をパレードしたとフォックス・ニュースが伝えている。
4人の子供、7人の孫、14人の曽孫と一緒に消防車に乗り、歩道の人々に手を振って「まるでクイーンのような気分だった」という。
ブリューニグさんの息子は元消防署長であり、姪や甥は消防団のボランティアをしているという関係で、ずっと願っていた、消防車に乗ってみたいという夢がかなったことになる。
ブリューニグさんは長寿の家系のようで、7人兄弟姉妹のうち、5人がまだ健在、フィダリアさんが年長だという。
父親は99歳で亡くなっており、100歳まであと3カ月だった。
アメリカ独立戦争で戦った祖父は84歳で亡くなっているが、当時としてはかなりの高齢といえる。
フィダリアさんは、100歳の誕生日を迎えるまでに、乳ガンと心臓発作を乗り越えている。
52年間連れ添った夫は24年前に80歳で亡くなっているが、一緒にダンスを楽しみ、旅行もたくさんしたそうだ。
健康の秘訣は「忙しくして、動き続けること。それからきちんと食べること」だという。
「いつも何かしているの。家には大きな庭があったし、花が大好きなのでたくさん世話をしました」
図書館や教会のボランティア活動にも参加したという。
「あれもこれもやってみるのが好きで、頼まれるとなんでもしました。人と一緒にいるのが好きなんです」
今は老人ホームで暮らしているが、頻繁に訪れる子供たちと楽しい時間を過ごしているそうだ。
来年植えるための種を大切に持っているフィダリアさんは、「人生を楽しんでいます。そしてできるだけ長生きするつもりです」と話した。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.6.13)
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