腕立て伏せの世界記録
ウィスコンシン州の男性が腕立て伏せの世界記録を樹立しているとフォックス・ニュースが伝えている。
6月6日の時点で1,500,231回の腕立て伏せをしたというのだが、その理由は亡くなった警察・救急消防隊員の家族のための募金活動だというのだ。
ネイト・キャロルさんはニュージャージー州のメットライフ・スタジアムで行われたアメリカンフットボールの試合のハーフ・タイムのイベントとして腕立て伏せを行い、多くの救急消防隊員の人々が応援する中で記録を破った。
キャロルさんは、子供たちに一見不可能な目標でも毎日少しづつやれば必ず達成できるのだということを示したかったという。
任務中に亡くなった警察・救急消防隊員の残された家族のために住宅ローンを肩代わりすることを目的としたプログラムの募金活動のために腕立て伏せに挑戦し始めたのは昨年だった。
「1日平均で4,000回以上の腕立て伏せは確かに腕と体幹の筋肉を発達させるけれども、私が一番変わったと感じたのは、毎日数千回の腕立て伏せのストレスに反応する自分の体の感じ方、精神的なものだった。目標を設定して、やっていく。それは自分がどんな人間なのかということであって、何をするかということではないんです。人生にはたくさんの出来事があって、目標を定めても途中で投げ出す言い訳はたくさんある。でも、続けるという小さな戦いに毎日勝ち続ければ、必ずできるはずだと思います」
毎日4,000回以上の腕立て伏せを365日続けるなんて、超人としか言いようがない。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.06.11)
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