ハワイでガソリン価格高騰 観光業に痛手
最近ガソリンスタンドでガソリンの価格を見ると、ため息が出る人がほとんどだろう。
ハワイではガソリン価格が高騰し続けており、一部の地域ではハイオクでもない普通の無鉛ガソリンの価格がガロン当たり4.16ドルとなっているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
6月10日朝の時点でホノルルでの平均(普通の無鉛ガソリン)価格はガロン当たり3.90ドルを超えている。
「とんでもない値段だけど、どうしようもない。出かけるためにはガソリンが必要なんだ。僕はピックアップトラックを持っているから、このガソリン価格だと満タンにするのは本当に懐に響く」とガソリンスタンドの顧客は語っている。
AAAによると、ハワイでガソリン価格がこんなに高騰したのは2014年11月以来だという。
AAAハワイ支部報道担当のマリー・モントゴメリーさんは「高騰の原因はいろいろなのでこれからすぐに価格が下がっていくとは期待できない。今年の初めに世界中で原油価格が上がって、それからずっとガソリン価格が上がり続けている。新型コロナでみんな苦しんで、ハワイの観光業もまだ完全には戻っていない経済状況の中では、このガソリン価格は痛手となっている」と述べている。
「コロナ禍中には必要不可欠な仕事に携わる仕事の人以外の通勤がなくなり、交通量が非常に減少して渋滞がなくなったせいでスピードを出す癖がついてしまった人がいます。少しでもガソリンを節約するためには、スピードを落とし、停止を予測して、可能な限り惰性走行する事です。そして、出かけるときには用件をまとめて効率的に用事を済ませることが大切です」
どこのガソリンスタンドがいくらでガソリンを売っているのかを知りたい場合にはこちらから。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.06.11)
シェアする