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海の保護のため観光客に課金

海の保護のため観光客に課金

68日は世界海洋デーだったが、その日デービッド・イゲ知事はハワイの海洋資源を保護するための9つの法案に署名したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

その中にはハワイへの訪問客を対象とした特別料金の徴収、娯楽用釣り免許、サメの保護などが含まれている。

まず、法案1019では主に観光客と非ハワイ居住者がハワイで海を楽しみたい時に利用するボートツアーの運営者に対して、乗客1名につき1ドルを「海洋管理使用料」として徴収することになる。

これにはダイビング、ホエール・ウォッチングなども含まれ、全ての商業船の運営に課せられる。

20241月から法律として施行され、15年間で14,000万ドルから3億ドルの税収入が見込まれるという。

このお金はハワイの海洋資源の保護と回復のために当てられる。

次に法案1023では、15歳以上の非ハワイ居住者が娯楽を目的とした海釣りをするために免許証が必須となる。(ただし現役アメリカ軍関係者とその家族は除く)

1日の釣り免許は20ドル、7日間用は40ドル、1年有効の免許は70ドルとなる。

この制度により1年で100万ドルを徴収することができる。

現在ハワイ州では、娯楽用(非商業)釣りをする人々に関して免許は必要としていないが、まずは非ハワイ居住者に対して免許を課す事になった。

ハワイはアメリカの中で非商用の海釣りに対して登録、許可証、免許証などを必要としていない唯一の州であるが、今後ハワイ州居住者に対しても免許を課す事になるかもしれないという。

専門家は、ハワイ州における非商業釣りの実態や、どの種類の魚がどれだけ海から獲られているいるのかなどを把握するためにも免許や登録は有効だとしており、さらに海を保護するためのさらなる資金源を確保することができるとしている。

来年11日から施行の法案553では、サメを捕獲したり殺したりすることが禁止されることとなる。

最初の罰金は500ドル、2回目には2,000ドル、それ以降は1万ドルの罰金が課せられる事になる。

写真: Shutterstock.com

(日刊サン 2021.06.10)

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