ハワイ州知事であり医師でもあるジョシュ・グリーン氏は、交通事故の犠牲者の救助にあたったとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
8日(木)の午後3時30分頃、知事がカウアイ島カパアを車で移動していたところ、前方を走行するピックアップトラックの荷台から25歳の男性が振り落とされた。男性は舗道に頭を打ちつけ、意識を失っていた。
知事室のコミュニケーション・ディレクターであるマカナ・マクレラン氏によると、グリーン氏たちは911に電話し、男性を道路から運ぶのを手伝った。同氏は神経学的評価を行い、男性の呼吸状態を確認し、約10分後に救急隊員が到着するまで、男性とその家族を落ち着かせた。男性は脳震盪を起こし、肋骨を損傷している可能性があるようだったという。
グリーン氏は声明にて、「トラックの荷台には誰も乗るべきではない。なぜなら乗客にはシートベルトが必要だからだ」とコメントしている。
同氏は5月にも偶然居合わせたけが人や急病人の救助を行っている。ハワイ島で式典に向かう途中のワイコロア・ロードで、ひっくり返った車から運転手を救出するのを手伝った。また、メモリアルデーには、州立退役軍人墓地でのイベントで、発作を起こした参列客の女性を介抱した。
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写真:Aloha102, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
(日刊サン 2023.6.9)