ハワイ観光ブーム再来でレストランの需要過多に 新たな課題
セーフトラベルズプログラムが発表したデータによると、7日、州内外から約3万7,000 人の旅行者がハワイを訪れた。この数値は過去5日間安定しており、今後さらに多くなると予想されている。一方、全ての人々がハワイ州の定める新型コロナの規則に従う義務があることから、この観光ブームは新たな課題をもたらしているとハワイニュースナウが報じている。
その一例として、収容人数制限があることで需要に応えられないレストランが続出していることがある。マウイ島ラハイナにあるクールキャットカフェのゼネラルマネジャー、ポール・ケンプさんは次のように話した。
「現在、ハワイのレストランは50%のキャパシティーで営業している。旅行者がレストランに殺到すると待ち時間が長くなり、入れないこともしばしばある。うちのレストランは先着順で予約を取らないため、平均待ち時間は1時間。他の多くのレストランは今後何ヶ月も予約で埋まっていると聞いている」。
各レストランはこの状況に追いつくのに苦労しているが、イゲ知事はハワイ州の住民のワクチン接種率が60%に達した時点で、レストランは75%まで収容可能になると述べている。ケンプさんは「社会的距離を保つ義務があるため、収容人数が変わっても、客を今以上に詰め込めない可能性が高い。75%の収容率はそれほど大きな違いをもたらさない。もし社会的距離が6フィートから3フィートに縮まれば、以前のようにレストランが運営できるだろう」と話した。
フロントストリートのレストラン「ペペ」のオーナー、マイケル・ディバリさんとキアナ・ディバリさんは「まだ安全を確保する必要がある。特に休暇で来ている人々は、パンデミックが終わったように感じているようだが、まだ終わっていない」と語った。ぺぺでは席の予約を受け付ける一方、テイクアウトとデリバリーを強化し、トンネルの終わりに光を見出している。キアナさんは「この状況は一時的なものであり、時間と共にどんどん改善されていくと確信している」と話した。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.06.09)
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