イギリスに住む女性が、近視のティーンエイジャーの女性に、眼鏡を外すよう要求しながら、男性のふりをして性交渉に持ち込んだとして訴えられているとフォックス・ニュースが報じている。
21歳のジョージア・ビルハム容疑者は、ジョージ・パリーという偽名を使い、偽のソーシャルメディアのプロフィールを作成。「George_132」というユーザー名で被害者にメッセージを送ることで、19歳の女性を騙して性的関係に持ち込んだとされている。
オンラインでの交流を経て、2人は2021年に会うことに合意。ビルハム容疑者は、10代の女性の「非常に悪い」視力を利用し、性行為に及ぶ前に相手に眼鏡を外すよう要求し、被害者を「実質的に盲目」にしたという。
被害者はビルハム容疑者のカルバンクラインのボクサーショーツを脱がそうとしたが拒絶され、その際、拒絶の理由として同容疑者は捏造されたかさぶたの傷跡を気にしているためだと説明したという。やがて被害者女性は、パートナーが「言い訳をし」、親密に触れられることを嫌がることに不満を持つようになったという。
交通事故の後、警察がビルハム容疑者を「ジョージ」ではなく「ジョージア」と呼んだことから、同容疑者は偽の運転免許証を使っていると主張したものの、被害者は疑心暗鬼になり始めた。そして、2021年8月、ビルハム容疑者を母親に紹介しようとしたところ、母親から「娘のパートナーは男ではない」と疑惑の声が上がり、被害者の疑いはついに確信に変わった。
被害者女性はインターネットでさらに調べた後、最終的にビルハム容疑者に手紙を書いた。「もう十分わかったから、バレたことを認めなさい」
ビルハム容疑者は逮捕され、性的暴行や挿入による暴行などの罪に問われている。アンナ・ポープ検事は陪審員たちに、「2人の間で行われたすべての性行為は、偽りの見せかけに基づくもので、真の同意には至らなかった」と語った。
ビルハム容疑者は、逮捕時に捜査当局への協力を拒否し、容疑を強く否認しているが、弁護側は、被害者とされる人物が本当にビラムが女性であることを知らなかったかどうかを問うとみられている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.6.8)