ホクレア号が描かれたハワイ州のナンバープレートは、オートモビル・ライセンスプレート・コレクターズ協会(ALPCA)により、そのデザインと視認性から、2022年の最も優れたナンバープレートに選ばれたとKHON2が伝えている。
このナンバープレートは、ポリネシアの伝統的な航海の芸術と科学を守ることを使命とするポリネシアン・ボヤージング・ソサエティ(PVS)によってデザインされたもので、オアフ島クアロアの海に浮かぶホクレア号が描かれている。クアロアは、1975年にホクレア号が初航海に出た生誕の地だ。
PVSによると、ホクレア号は、ハワイの文化や言語に対する新たな認識を島全体に広めたという。
この船は世界中を航海し、地球上で最も孤立した島のひとつにまで行き、さまざまな立場の人々を結びつけてきた。
PVSはタヒチへの最初の航海について、「ホクレア号がパペーテ港のビーチに到着したとき、島の人々の半分以上である1万7000人以上の人々が迎え入れてくれ、それはお互いが共有する偉大な遺産であることが、すぐに確認できた」と語っている。
ALPCAによるベスト・ナンバープレートの選出は今回で58回目となるが、ハワイ州のナンバープレートとしては初受賞となった。
なお、ホクレア号のナンバープレートの収益の50%以上は、PVSに寄付され、ホクレア号の活動支援として活用される。ホクレア号のナンバープレートはホノルルの各サテライト・シティ・ホールで購入手続きが可能なほか、郵送でも申し込みができる。また、このナンバープレートはホノルル市をはじめ、ハワイ州の他群でも利用が可能となっている。
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