ホノルルのダウンタウンにある、独創的な技術にあふれたカクテルで人気のクラシックな雰囲気のバーが、全米の栄えあるグルメ賞であるジェームズビアード賞に輝いたとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
バー・レザー・エプロンのオーナーであるトム・パーク氏と、オーナーでミクソロジストのジャスティン・パーク氏(2人に血縁関係はない)は、5日(月)にシカゴで同賞のアウトスタンディング・バー賞を受賞した。
トパ・フィナンシャル・センター内に2015年にオープンしたこのバーは、昨年も50の競合の中でセミファイナリストに選ばれていた。
2022年、ダウンタウンにあるレストランFeteのロビン・マイイ氏がハワイで19年ぶりにジェームズビアード賞の北西部・太平洋地域の最優秀シェフ賞を受賞したことに続く快挙となった。
バー・レザー・エプロンは、海外旅行からインスピレーションを得た、温かみのある磨き上げられた木材、雰囲気のある照明、エプロンをはじめとする革のアクセントが特徴で、グルメレビューサイト「Yelp」のレビューでは「これまでで最高のカクテル体験」と絶賛されている。
地元産の旬の食材とユニークなシグネチャードリンクを融合させたカクテルが人気で、なかでもレーズン入りラム、ココナッツウォーターシロップ、スパイス・オージート、バニラ・オヒアブロッサムハニー、ライム、アブサン、ウッドスモークで作るジャスティン・パーク氏の受賞歴のあるエ・ホオ・パウ・マイタイは、このバーのシグネチャーメニューとなっている。また、500本以上の多様なウイスキーコレクションも提供している。
ジャスティン・パーク氏はミクソロジストとして国内外の多くの賞を受賞している。また、トム・パーク氏はこのバーのビジネス&ブランド・マネージャーであり、高級紳士靴とアクセサリーを販売するレザーソウルの創業者兼オーナーや、1936年創業のアロハシャツのオリジナルメーカーであるカハラのディレクターも務めている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.6.7)