サウスウェスト航空、ホノルル=ラスベガスなど本土往復直行便を新就航
ダラスに拠点を置くサウスウェスト航空は6日、ハワイの各空港からラスベガス、ロサンゼルス、フェニックスへの直行便の就航を新たに開始した。ハワイ=ラスベガス間の直行便は、2019年3月にサウスウェスト航空がハワイへの就航を開始して以来、利用客のリクエストが最も多いルートの1つだった。ラスベガスの他、ロサンゼルス、フェニックスへの直行便が就航したことにより、現在サウスウエスト航空はハワイと本土の8つの都市を直行便で結び、45都市への乗り継ぎが可能になった。
サウスウエスト航空のトム・ニーロン社長は6日、ダニエル・K・イノウエ国際空港で行われたホノルルスターアドバタイザーのインタビューに対し「複数の新しい直行便は我々が長い間持っていたビジョンの集大成だ。特にラスベガス直行便はハワイの人々に大好評で、既に満席を超えるほどの需要がある」と語った。最高商務責任者兼エグゼクティブバイスプレジデントのアンドリュー・ワッターソン氏は「サウスウエスト航空は現在、ラスベガスから60カ所以上の空港に1 日200 便近くのフライトを運航している」と述べた。
マッカラン国際空港のスポークスパーソン、クリスティン・クルーズ氏は、ビデオ声明の中で「ラスベガスからハワイに旅行したい人も多いし、ハワイからラスベガスに旅行したい人は多い」と話した。サウスウエスト航空は今後毎日、ハワイと本土の往復便を36便、島間往復便を38便維持する予定。以前は、ハワイと本土の往復便の運行は 1日16 便のみだった。ニーロン社長は、今のところは追加の新路線の就航予定はないとする一方、「今後需要が具体化するにつれ、より多くの需要を喚起できると判断した場合、確実に新路線を追加するだろう」と述べた。また、サウスウエストは現在ハワイ州に約320人の従業員を抱えているが、今回の増便にあたりさらに約150人の従業員を募集する予定だという。
ホノルル=ラスベガス間の直行便の運行は現在のところ毎日2 回で、6月27日にはカフルイ=ラスベガス間の直行便が就航する。ラスベガスとコナ、リフエを結ぶ直行便はそれぞれ、9月7日、8 日から開始される予定。ホノルル=ロサンゼルス間の直行便も開始され、今月27日に 毎日2 回に増便される。カフルイ=ロサンゼルス間では毎日3回直行便の運航が開始されており、ロサンゼルスとコナ、リフエ間の直行便は27日から就航。既に就航していたサンディエゴ=ホノルル間の直行便は毎日2回に増便された。サンディエゴ=カフルイ間 の直行便は毎日1 回で、27日から毎日2回に増便される。また同日から、サンディエゴ=コナ間の直行便を毎日運航し、29日からはサンディエゴ=リフエ間の直行便の運行を開始する予定。
写真: Carlos Yudica _ Shutterstock.com
(日刊サン 2021.06.07)
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