今月末に開通するホノルル鉄道では、今のところカポレイのカ・マカナ・アリイ・モールまで行くことはできないが、住民たちは、いつかこのモールに行くために鉄道が延長されることを望んでいるとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
ホノルル鉄道の西の終点は東カポレイ駅だが、線路は、東カポレイ駅の山側の少し先、畑の真ん中まで延びている。この線路の終わりは、2016年にオープンした広大なショッピングモール、カ・マカナ・アリイから半マイル強(約0.8キロ強)の地点となっている。
エヴァ・ネイバーフッド・ボードのアレクサンダー・ゴアス氏は、「線路の終わりがなぜこんなところにあるのか」と疑問を呈しながらも、鉄道路線がカ・マカナ・アリイまで延びることを望んでいると述べた。このモールは規模と人気が年々高まっており、東カポレイ駅からバスに乗るには距離が短すぎるが、特に夏場や、買い物の荷物を持って歩くには大変な距離だと強調した。
ホノルル高速運輸公社(HART)のCEO兼エグゼクティブ・ディレクターのロリ・カヒキナ氏も、線路の延長の必要性に同意しているが、「しかし、今予定されている資金では、まず第2区間と第3区間を完成させることに集中しなければならない」と述べている。
今月末に運行スタートとなる第1区間は、東カポレイからアロハ・スタジアムまで。第2区間はさらにそこから東にミドルストリートまで、第3区間はカリヒからカカアコまでを予定している。全長19マイル(約30キロ)近くを占めることになり、その費用は100億ドル近くに上ると見積もられている。
HARTでは、将来的にはカ・マカナ・アリイや、ショッピングやエンターテインメントで人気のカポレイ・コモンズまで延長することも計画の一部に入れられているが、西側への延長は第2・第3区画が完成後の2031年以降になるだろうと見られている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.6.6)