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【ハワイニュース】障害者用サーフボードが盗まれる

ワイキキにあるエヴァ・ホテルに泥棒が入り、サーフィン競技会に参加する予定だった男性のサーフボードが盗まれるという事件が起こったとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

スパイク・ケインさんは、今週ワイキキビーチで開催される「アクセス・サーフ・ハワイ・アダプティブ・サーフィン・チャンピオンシップ」という大会に参加することになっている。

障害を持つ人々がサーフィンを楽しみ競う大会だ。

盗まれたサーフボードは、障害のあるケインさんのためにカスタムメイドされた特別なボードで、ホテルのストレージルームから失くなっていることが65日(日曜日)朝に判明したという。

防犯カメラの映像によると、事件が起こったのは4日(土曜日)夜9時ごろだ。

2人組の犯人が原付自転車(モペッド)で駐車場に入り、ストレージルームからボードを持ち去るところが写っている。

特別製の障害者用サーフボードの値段は1,000ドルだという。

ケインさんは、「盗まれたボードをとても気に入っていたので、今回のことは非常にショックです。私の体に合わせてカスタムメイドされているので、ぴったりなのです。本当に残念です」

この事件のことを知り、多くの人が立ち上がった

ワイキキでサーフィンをするグループがボードを探して回ったり、ソーシャルメディアでは、ボードを探そうという複数の投稿がされている。

世界チャンピオンのマクア・ロスマンさんは、大会の始まる8日(水曜日)までに新しいボードをケインさんに届けるために、手を差し伸べている。

ケインさんは、「サーフィンをする仲間たちの絆の強さ、障害者サーフィンに対する支援の温かさを改めて実感しました」と述べている。

盗難届は提出されているが、ケインさんは告訴はしないという。

「ボードを盗んだ人がどんな苦しい状況だったのかわかりません。これ以上の負担をかけたいとは思っていません。こう言ってはなんですが、結局サーフボード1枚です。誰もケガをしていないし、傷ついてもいません。ボードは戻ってくると信じています」

この盗まれたサーフボードに関する情報があれば、大会を主催している「アクセス・サーフ・ハワイ」まで連絡を。

https://www.accessurf.org/contact/

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2022.6.6)

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