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カポレイ地区のワクチン接種率35%以下 ホノルルは70%以上 

カポレイ地区のワクチン接種率35%以下 ホノルルは70%以上 

国務省が最近発表した郵便番号別マップ・レポートで、オアフ島内で最も低いワクチン接種率を示す地区の1つにカポレイがあがっていると、ハワイニュースナウが報じている。ハワイ州保健省によると、カポレイ地区で予防接種が完了している住民は35%以下。ワヒアワの接種率も低い一方、ハウウラ、クイルアウ、アイエア、ホノルルのダウンタウンまでのほとんどの地域で70% を超える接種率が示された。

カポレイ地区の接種率が低い理由はよくわかっていない。HNNの政治アナリスト、コリン・ムーア氏は「カポレイは概ね裕福で教育も行き届いた人々の住む地域であり、コミュニテイにおいても良好な人間関係が築かれている。住民はワクチン接種を受けられる環境下にある」。

カポレイ地区で長年コミュニティの理事会メンバーを務めるキオニ・ダドリーさんは「近場のワクチン接種会場に予約の空きが少ないことが、接種率が低い理由の1つになり得る」と述べた。一方、カポレイ・マカキロ地区に40年間在住しているソーシャルワーカーのキャロリン・ゴロユッチさんは「この辺りに住む人々の考え方が保守的であることが原因かもしれない」と話した。しかしながら、ムーア氏は「カポレイがやや保守的な地域であるということが接種率の低さに繋がっているとは思わない。オアフ島にはカポレイよりも接種率がはるかに高い保守的な地域がたくさんある。何か別の理由があるはずだ」と語った。

保健省は、多くの軍隊関係者がカポレイに住んでいることが関係している可能性があるという。彼らが連邦政府の機関を通してワクチン接種をしたとすれば、マップレポートに数値は示されない。しかしながら、保健省は「そうであったとしても、この情報はワクチン接種の対象をより絞り込むのに役立つ」と語った。これを受けて、クイーンズ・ヘルス・システムは、近くカポレイ・インライン・スケート施設にワクチン接種会場を設けることを発表した。

(日刊サン 2021.06.04)

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