5月31日(火曜日)の真夜中にファーリントン・ハイウェイで起こった事件についてハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
10代女性が友人数人を同乗させた車を運転していたとき、1台のSUV車に危うくぶつかりそうになった。
SUV車を運転していたワイアナエ高校の男子生徒(18歳)は、女性の運転に腹を立てたとみられ、レーザー付きのハンドガンを女性に向けた。
女性はすぐに車で逃げ、911通報してSUV車のナンバーを伝えたために、ホノルル警察はその後間もなく車を発見した。
警察に追跡された男性が、運転中に何かを道路脇に捨てたところを目撃されている。
警察がその周辺を捜索すると、銃弾の入ったレーザー付きハンドガンが発見された。
ハンドガンは、オンラインで部品を購入して自分で組み立てる、いわゆる「ゴーストガン」だった。
「ゴーストガン」は、銃器の部品を集めて組み立てられたガンで、シリアル番号がないため、警察による追跡がほぼ不可能とされている。
事件を目撃した近隣住民のレオ・カロイさんは、「安全というという観点から見て、本当に問題のある行為だと思います。人の命を全く気にしていない」と話している。
ホノルル市検察官のステーブ・アルム氏も、「この事件は非常に大きな問題だと考えています」と述べている。
最近、銃を使用する犯罪が増加しているため、検察はホノルル警察と協力して、犯罪に用いられる銃の出所について調査をしているという。
「ゴーストガン自体が懸念材料です。数は多くありませんが、注意する必要があります」
逮捕された18歳男子高校生はその後、捜査保留となって釈放されているが、テロ的脅迫と複数の銃関連容疑で起訴される可能性がある。
シェアする
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.6.3)