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【ハワイニュース】侵入禁止のセイクリッドフォールズ ブランコ撤去

オアフ島のウィンドワードのコオラウ山脈の麓にあるセイクリッドフォールズ州立公園は閉鎖されていて、侵入禁止区域である。

1999年の母の日に8人が亡くなり、50人以上が負傷した岩崩れ以来、公園は鍵付きのゲートで閉鎖されているが、インスタグラムやウェブサイトを見て侵入するハイカーが後を絶たない。

州土地天然資源省(DLNR)では定期的にパトロールしており、違反者を取り締まっている。

その公園内で61日(水曜日)、滝の麓にある木製のブランコが、当局により撤去されたとホノルル ・スター・アドバタイザーが伝えている。

DLNRによると、公園内の高さ80フィート(およそ24メートル)の滝の麓に木製のブランコが出現したのは今年初めごろだという。

ソーシャルメディアによる投稿などで、不法侵入が一向に減少しないことも撤去の一因とされている。

DLNRのジェイソン・レデゥラ主任は、「当局は、ソーシャルメディアからブランコの写真を削除するよう人々に求めてきましたが、一部のインフルエンサーは、ケガをしたり死亡する可能性があるような馬鹿げたことをするよう推奨し続けていました」と述べている。

公園に侵入する違反者には違反切符が切られ、罰金を支払うことなるが、それでも侵入行為が続いているという。

ブランコの撤去作業中にも、違反者が現れて切符を切られている。

「かっこいい写真やアドベンチャーの動画をネットで投稿したいという気持ちはわかりますが、命の危険を冒すまでの価値があるのでしょうか? 罰金を科されたり逮捕されなくても、岩が落下してくれば大きなケガを負い、運が悪ければ死亡するのです。過去に実際に起こっています」

DLNRでは、公園に不法侵入した人間の身元を調べるために、ソーシャルメディアをチェックして、見つけた場合には違反切符を発行することにしている。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2022.6.3)

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