ハリケーンの季節に備えて
夏が近づいてくるとハリケーンの季節の到来でもある。
毎年のことながら、水や食料を買い直したり緊急避難グッズを確認したりするときでもある。
ハワイでは緊急避難時用に最低14日間分の水と保存食品の確保を推奨しているが、それ以外にも薬やペットフード、ラジオなど様々な準備が必要だ。
セントラル・パシフィック、ハリケーン・センターの発表によると、今年は2個から5個のハリケーンの到来が予測されており、例年よりは少ないという。
平均以下とはいえ、専門家たちは油断しないように住民に注意喚起を促している。
ハワイ緊急対策準備室のルーク・メイヤー氏は「ハワイで起こる多くの災害に対して準備は毎年しなければいけません。家族や友人たちと共に取る事前の準備行動によって被害を少なくすることができるのです」と述べている。
消防救急隊は、自分たちの住んでいる場所の周りにどのような危険があるかを確認し、避難計画をたて、もしもの時のために避難のためのグッズをすぐ持ち出せるように用意しておくことが重要だと伝えている。
ハワイアン・エレクトリックでは、暴風雨においても倒れないように電柱の補強や送電線の強化、周囲の樹木の伐採を年間を通して行っている。
もし暴風雨によって停電した場合には、スイッチを全てオフにして、不必要な電気器具のコンセントを全て外しておくことが重要だという。
もし倒れた電柱を発見したら、決して近づいてはいけない。
ハワイ・ガスでは、停電時にガス器具を使う機会が多くなるためプロパンガスの予備を準備しておくことを薦めている。
また被害に遭ったときのために、ハリケーン保険や洪水保険がどれだけカバーされるのか確認しておくことも重要だ。
ハワイ州商業局による災害保険に関する準備に関してはこちらから。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.06.02)
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