ハワイの空港ではこの夏、毎日平均およそ5万人の旅行者が訪れると見られており、運輸保安局(TSA)の手荷物検査に長蛇の列ができることを避けるために、爆発物探知犬による検査が導入される。
ハワイ・ニュース・ナウの報道によると、爆発物探知犬による嗅ぎ分けテストを受ける旅行者は、靴を脱いだり電子機器を取り出す必要がないため、TSAでの待ち時間が大きく短縮されるという。
TSA広報担当官のロリー・ダンカーズ氏は、「マウイ島では4匹の探知犬が働いており、昨年の今頃に見られた根本的な問題の多くを解決してくれた。通常の検査で30分、TSAプリチェック検査で10分というのが目標だ」と語っている。
家族旅行を支援するため、現在、17歳以下の子どもは、同じ予約であれば、TSAプリチェックに登録した大人と一緒に検査を通過できるようになった。
また、もうひとつの改善点として、米国農務省の検疫は、空港内ではなくセキュリティチェックポイントの外で行われるようになった。州運輸局長のエド・スニッフェン氏は、「チェックポイントを通過したら、あとは好きなところに行くだけだ。ロビー全体が無菌状態になったので、特定の場所に限定される心配はなくなった」と述べている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.6.2)