ブレイズデル・センターが大改修工事を予定しているとKHON2が伝えている。
コンサート、卒業式、その他大きなイベントの会場として人気のニール・S・ブレイズデル・センターで、1年間の大規模な改修工事が行われる。
コンサートホール、アリーナ、展示会場を含む全体の改修の予算は4,500万ドルだという。
同センターは1964年に建設されており、各所に経年劣化が見られる。
照明はエネルギー効率の高いものへ交換する必要があり、エアコンの効き具合も悪く、展示会場の屋根の雨漏り修理や、電気配線も新しくする必要がある。
イベント管理責任者のメアリー・ルイス氏は、「改修工事のほとんどは、衛生と安全、エネルギーコストの削減、安全な通路の確保に関するものになります」と述べている。
最も大きな問題は、コンサートホールの改修だ。
工事のためにおよそ1年間使用できなくなることが予想されている。
工事の大半は舞台裏と控え室で、期間は2023年6月から1年間だ。
アリーナについては、照明システムとロッカールーム、電気システムのアップグレードが行われることになっている。
こちらも工事中は閉鎖される予定で、数カ月かかるとみられているが、コンサートホールの閉鎖期間とは重ならないよう配慮される。
カーク・コールドウェル前市長の時代に、7億ドル以上の大規模な工事が計画され、すでに設計と計画費用として1,700万ドルが費やされているが、その後計画は変更となり、工事は行われないまま現在に至っている。
ルイス氏は、「当時の設計と計画費は、一部利用されることになっているので、少しは節約となると思います」と述べている。
今回の改装計画のほとんどは一般市民の目に止まらない部分だが、新しいトイレの設置は歓迎されるだろうという。
「トイレの数が増えます。手洗い場所は少し狭くなりますが、その分女性用トイレの数が増えます。これはずっと要望があったのです」
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.6.2)