手指消毒液のおまけは違法?
マウイ郡酒類管理部はマウイ・ブリューイング・カンパニーに対して、酒類の販売に伴う手指消毒剤の無料提供を宣伝したことが法律に違反するという調査結果により、5月29日に警告通知を発行した。
当局によると、4月にマウイ・ブリューイング・カンパニーが手指消毒剤を製造し、それを景品として宣伝プロモーションを行ったことに対する調査をした結果として、聴聞会にかけるには不十分なために文書による警告という結果になった。
一方、マウイ・ブリューイング・カンパニーのCEO」であるギャレット・マレロ氏は、「同社は違反をしていない」と主張している。
マレット氏によると、同社は新型コロナウィルス感染による営業自粛の中で3月にキヘイとラハイナにある2店舗を閉鎖した後、アルコールだけでなくどのテイクアウトのオーダーにも無料で16オンス手指消毒剤を景品として提供したが、無料景品プロモーションは酒類取締法に抵触する恐れがあるということで調査に至った。
同社は、政府のガイドラインに従い、ウィスキーとジンの蒸留液を利用して手指消毒剤を生産したが、調査が開始されてからは無料提供は中止している。
また、プロモーション期間中、同社は警察や救急医療に携わる人々や恵まれない人々にも無料で手指消毒剤を提供していた。
マレロ氏は「当局は我々が寄付したものを利益のためだったと解釈している」と不満を述べた。
(日刊サン 2020.6.01)