ホノルル鉄道の開通まで残すところ1カ月となったが、以前計画されていたパールハイランドセンター駅に隣接した大型駐車場の建設は依然として延期されたままであり、住民からは「どこに駐車すればいいのか」という声が上がっているとKHON2が伝えている。
パールシティ・ネイバーフッド・ボード副委員長のシャメイン・ドーラン氏は、「駐車場と安全性の向上がなければ、市民や住民が鉄道利用に移行するのは本当に難しいだろう」と語る。 ホノルル高速輸送公社(HART)は、パールハイランドセンター駅の駐車場建設について、予備計画中に費用が高騰し続け、1台あたり20万6000ドルになったことを踏まえ、駐車場建設の延期の理由は、場所と3億3千万ドルという価格設定にあると述べた。
ホノルル市は、駅へのアクセスを改善する効果的な方法を模索中であると述べているが、リーワード・コミュニティ・カレッジ駅には駐車場がない。
交通サービス局(DTS)によると、ケオネアエ駅、ホオピリ駅、スタジアム駅の3カ所に1200台以上の駐車場を提供するパーク&ライドサイトがある。また、調整された新しいバスルートが、すべての鉄道駅に接続される予定となっている。 2022年のHARTリカバリープランによると、パールハイランド駅駐車場の延期により、全体の乗車人数は1日推定1500人減少すると見られている。ホノルル市議会議員のマット・ウェイヤー氏は、他の駐車場の選択肢を見つけるよう促す決議案を提出した。同氏は、「彼らは、どうすれば駐車場をプロジェクトに組み込むことができるかを考えている。駐車場1台が20万ドルではなく、もう少し手頃な価格に抑えられるよう、上部に住宅を併設するといった案も検討している」と述べている。
KHON2の取材によると、住民たちは、駐車場があれば、歩行者の安全に対する懸念も解消されるはずだと語っている。パールハイランドセンター駅に行くには、カメハメハ・ハイウェイを横断する必要があるからだ。この件に対し、ホノルル市は、鉄道運航開始の6月30日(金)までに横断歩道とスピードハンプを設置する予定であると述べている。DTSは、歩道橋の計画、設計、建設のための連邦政府の資金も求めている。
ドーラン氏は、「我々は、鉄道駅へのアクセスを向上させる安全性の改善はすべて歓迎するが、現在のところそれがないので、本当にスピードアップして取り組む必要がある」と述べている。
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