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【世界のこぼれ話】アボカドの新鮮さを保つ? FDAは「推奨しない」と発表

アボカドの新鮮さを保つ方法としてソーシャルメディアで話題になっている方法がある。水を入れたガラス瓶の中にアボカドを入れて冷蔵庫で保存するというものだ。
「2週間保存してみました。一緒に買った別のアボカドは、常温でキッチンカウンターの上に置いておいたところ腐ってしまいましたが、水の入ったガラス瓶に入れて冷蔵庫に入れておいた方は全く新鮮なままです!」
フェイスブックやTik Tokでシェアされ、あっという間に広く知られるようになった。
この方法を試してみたという人々がビフォーアフターのビデオを投稿し、さらに広がりを見せているのだが、これに対してアメリカ食品医薬品局(FDA)が注意を呼びかけているとフォックス・ニュースが伝えている。
FDAの広報担当者は、「当局としてはこの方法を推奨しておりません。主な懸念は、アボカドの表面に付着している可能性のある病原体(リステリア・モノサイトゲネス菌やサルモネラ菌など)が水中での保管中に増殖するかもしれないからです」と述べている。
FDAでは2016年に、新鮮なアボカドの表面に付着している微生物菌の研究を行っており、その結果、微生物菌はアボカドの表面で繁殖し、容易に菌による汚染が広がることが確認されているという。
「FDAの専門家による調査では、冷蔵庫の中で、水につけたアボカドに付着しているリステリア・モノサイトゲネス菌は、15日間でアボカドの内部に侵入する可能性があることを示しています。この場合、皮を切り取ることで汚染を抑制することはできないのです」
リステリアやサルモネラなどの菌は食中毒を起こす主な原因となり、発熱、頭痛、筋肉の痛み、吐き気、嘔吐、下痢などを引き起こす。
FDAでは、アボカドの新鮮さを保つ方法として、乾燥した場所に保存し、熟するまでは常温保存、熟してからは冷蔵庫で3〜4日間保存することができるとしているが、冷凍保存は推奨しないという。
また、食べる前には、洗剤を使わずに流水でよく洗うよう求めている。

写真:Shutterstock.com

(日刊サン 2022.5.31)

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