誕生日ケーキのろうそくを吹き消す新発明
コロナ禍中で最も気を付けなくてはいけないのは唾液による感染だ。
しかし誕生日ケーキのろうそくを吹き消さないで誕生日を祝うことなんてあり得ない。
どうしたら唾液の飛沫なしで、子供の誕生日ケーキのろうそくを吹き消すことができるかと考えたあるお父さんの発明品についてフォックス・ニュースが伝えている。
バージニア州に住むマーク・アペルトさんが発明したのは、「ブロージー」と名付けられた道具だ。
笛のような形状で、片方に口をつけて息を吹き込むとそれが電池のスイッチをオンにするので、電池によってもう片方にある小さなプロペラが動いて瞬間的に風を起こして、ろうそくの火が消えるというわけだ。
吐いた息でプロペラを動かすわけではないので唾液は飛沫しないが、息を吐いたことによってプロペラが動くので、まるでろうそくを吹き消したような感覚を味わえるという。
吐いた息は別の穴から抜けて吐いた本人の方角へ抜けるために唾液のケーキへの飛沫はないらしい。
お値段は14.99ドルだが、セール中は9.99ドルだそう。
ちなみに2017年に発表された研究結果によると、ケーキのろうそくを吹き消すことによってケーキの上にばら撒かれるバクテリアは1,400%増加するらしい。
例え新型コロナウィルス感染がなくても、ケーキのろうそくを吹き消すのはあまり良いものではないようだ。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.05.27)
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