オアフ島のウィンドワードのコオラウ山脈の麓にあるセイクリッドフォールズ州立公園は閉鎖されていて、侵入禁止区域である。

1999年の母の日に8人が亡くなり、50人以上が負傷した岩崩れ以来、公園は鍵付きのゲートで閉鎖されているにもかかわらず、インスタグラムやウェブサイトを見て侵入するハイカーが後を絶たない。

州の国土天然資源省では定期的にパトロールしており、違反者を取り締まっている。

局長であるジェイソン・レデュラ氏によると、「法律違反ということよりも、人々は自分の命を危険に晒しているということがわかっていない。公園には不安定な崖や岩がたくさんあり、落石の危険場所がいくつもある。小型車ほどの大きさの石が落ちてくる可能性がある」

今年に入ってから、自己検疫違反の観光客ハイカーを含め、セイクレッドフォールへの侵入で違反切符を切られたのは11件となる。

州当局は「セイクレッドフォールー戻りなさい」という3分半のビデオを5月に公開した。

レデュラ氏は「新型コロナウィルス感染による在宅命令が緩和される中、人々が外に出たいという気持ちはわかるが、セイクレッドフォールは危険が場所だということを理解してもらいたい」と述べた。

ビデオでは、20代のハイカーがパトロールの警官に止められてその場所を離れたにもかかわらず、フェンスに開けられた穴を通って戻ってくる様子が収められている。

ビデオの視聴はこちら