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【ハワイニュース】ホノルルの64%の家屋はハリケーンに弱い

大型台風「マワール」が通過したグアムでは、島全体の98%が停電する事態に陥っているが、100万人近くが住むオアフ島のインフラは、ハリケーンの影響に対して脆弱なままであるとKHON2が伝えている。

ホノルル緊急管理局長のヒロカズ・トイヤ氏は、「オアフ島は、これまで幸運にもあまりハリケーンに襲われることがなかったため、住宅に大きな脆弱性を抱えている。2020年と2021年の緩和計画のための分析では、オアフ島の住宅の約64%がハリケーンへの耐性に欠けていることがわかっている」と語っている。
これら脆弱な住宅には、単層壁の物件や水害区域にあるものが含まれる。

ハリケーン・シェルターは、暴風雨の際に避難場所を必要とする人々のための代替施設として機能している。オアフ島には現在38の避難所があり、主に学校が指定されているが、当初はハリケーンに耐えられるようには設計されていなかった。これらの避難所では、立った状態であったとしても、約10万人しか収容できないという。

トイヤ氏によると、オアフ島の約125000戸の一戸建て住宅がハリケーンに対して脆弱である可能性があり、補強をする必要があるという。

一般の人々ができる主な補強としては、嵐が近づいたら窓やドアに板を貼る、ハリケーンクリップを設置するなどが知られている。オアフ島では1988年以降、マウイ島とカウアイ島では1990年以降、ハワイ島では1994年以降に建てられた家の場合、これらのクリップはすでに取り付けられている可能性が高いという。もしそうでなければ、今が取り付けの最適な時期だ。

ハワイ保険局のプログラム・スペシャリストであるジェリー・バンプ氏は、住宅所有者に対し、保険会社に潜在的なメリットについて相談することを勧めており、「ハリケーンをカバーする保険会社に連絡を取り、何かインセンティブがあるかどうか確認してください。例えば、ハリケーンクリップを取り付けたら保険料が安くなるかどうか、といったことを。保険会社によって異なるが、多くの場合はそのような特典を提供している」と語っている。

住宅ローンを組んでいる場合、ハリケーン保険に加入している可能性が高いが、これですべての事態をカバーできるわけではなく、洪水保険が追加で必要な可能性がある。バンプ氏は、「ハリケーンによる被害では洪水が最も大きな原因のひとつとなるが、ハリケーン保険では、風による被害のみで、洪水被害はカバーされない」と語っている。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2023.5.25)

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