アウトリガー・ホスピタリティ・グループは、23日(火)、マウイ島のカアナパリ・ビーチ・ホテルを買収することを発表したとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
カアナパリ・ビーチ・ホテルは、マウイ島西部の主要観光地であるカアナパリ地区に位置し、11エーカーの敷地に432室を有するリゾート施設だ。買収は7月26日(水)に完了する予定で、「アウトリガー・カアナパリ・ビーチ・リゾート」としてリブランドされる。なお、買収価格は非公開とされている。
また、今回の買収には、ラハイナの歴史あるフロントストリートからすぐの場所にある、18室のベッド&ブレックファーストであるザ・プランテーション・インも含まれている。
アウトリガー・ホスピタリティ・グループの社長兼CEOであるジェフ・ワゴナー氏によると、同社は23日(火)、従業員にこの買収を発表したという。アウトリガー社はカアナパリ・リゾートでの雇用ニーズを評価し、インターナショナル・ロングショア&ウェアハウス・ユニオン(国際港湾倉庫組合)と共に移行に取り組んでいく。なお、同組合はカアナパリ・ビーチ・ホテルの従業員を代表しているが、ザ・プランテーション・インでは代表していない。同氏は「私たちは、(従業員を)アウトリガーの一員として受け入れることを楽しみにしている」と述べている。
ワゴナー氏は、カアナパリ・ビーチ・ホテルは最近7500万ドルの改装を行ったとし、アウトリガーは数百万ドルの近代化および改装計画を立て、これまで改装されていなかった2つのゲストタワー、中庭、ロビーに焦点を当て改善を続けていくと述べている。なお、改装工事のための営業停止は計画されていない。
また、ザ・プランテーション・インに関しては、リブランディングや改装の予定は特になく、現在の状態で引き続き運営されるとしている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.5.24)