5月30日(月曜日)のメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)が近づいている。
毎年この日には、戦没者の奉仕と犠牲を讃えるために、軍人の墓にアメリカ国旗とレイを供えることは長い伝統となっているが、新型コロナ感染拡大で2020年には式典は中止となり、昨年も非常に限られたものとなった。
今年はこれまで通りの再開が予定されているものの、一つ大きな問題が起こっている。
レイが不足しているというのだ。
ボランティアのギャリー・ハシモトさんと、ボーイスカウト181団および201団、ガールスカウト201団が協力して、レイの寄付集めに奔走しているとKHON2が伝えている。
ギャリーさんの父親は35年間軍隊で勤務し、2人の叔父たちはパンチボウルにある軍人墓地に眠っているが、レイ不足の状況を憂い、次のように述べている。
「アメリカ合衆国のために多大な貢献をした人々を讃えるために、全ての墓にレイを供えることに誇りを持っています。軍人墓地に眠っている人々は知り合いではないかもしれませんが、私たちの自由を守るために戦った人たちなのです」
卒業式でたくさんのレイを贈られた高校生に対しては、式の後にレイを寄付してくれるように希望している。
レイあるいはレイを作るための新鮮な花を集める活動は、5月27日(金曜日)午後7時から8時まで、ヌウアヌ小学校にて行われることになっており、5月28日(土曜日)午前10時には、ガールスカウトがウィンドワード・モールで受け付ける。
ホノルル市も、レイを作るボランティア、そしてプルメリアなどの花の寄付を受け付けている。
38,000個のレイを作るためには、コミュニティーの結束が必要だ。
ホノルル市によるメモリアルデーの行事と、レイ作りのボランティアと花の寄付の受付についての詳細はこちらから。
https://www.honolulu.gov/parks/program/182-site-dpr-cat/27367-memorial-day.html
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.5.20)