ルイジアナ州ニューオーリンズに住むジャダ・セイルスさん(21歳)はディラード大学で刑事司法を学んでいた。
5月14日の卒業式で学位を受け取るはずだったが、実際には当日病院で男児を出産したとフォックス・ニュースが伝えている。
翌日、ウォルター・キンブラー学長が病院を訪れ、学位を授与し、卒業セレモニーを行ったという。
セイルスさんはインタビューに答えて、「夢を見ているようでした。キンブラー博士が私に学位を授与してくださって、この瞬間がどんなに大きな出来事であるか信じられませんでした」と述べている。
医師から告げられて、出産予定日が卒業式と重なることはわかっていたが、セイルスさんは出席するつもりで、前日には卒業式用ガウンにアイロンをかけたという。
「卒業式を終えて午後5時に病院に行く予定にしていました」
しかし、式の朝陣痛が始まり、午後1時4分に男児を無事出産した。
セイルスさんは今後、法科大学院に進む予定だという。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.5.19)
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