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【ハワイニュース】地元PR会社CommPacが5月末で廃業

ハワイのPR会社であるCommPac LLC」は、5月末に事業を終了し、54年間の歴史に終止符を打つことになったとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。

同社は17日(水)に廃業計画を発表。オーナー兼CEOのキティ・ヤノン氏は、がんとの闘病中で、この決断は困難なものであったと述べている。同氏は顧客宛ての手紙で、「これは思い描いたCommPacの未来ではないが、私と私の家族にとっては正しいものだ。私は、ヒューストンのM.D.アンダーソンがんセンターで臨床試験研究を続けながら、愛するCommPacを閉鎖し、闘病に全力を注ぐという難しい決断を下した」と、閉業について説明している。

同社はハワイで最も古いPR企業であり、数十年にわたり、ハワイの大企業の多くを代表してきた。現在では、アレクサンダー&ボールドウィン社、ファースト・インシュアランスカンパニーオブハワイ、G70AHL、ホノルル・スター・アドバタイザーの親会社であるオアフ・パブリケーションズ社などが顧客となっている。

ボビー・ヒューズ・マクダーモット氏は、1969年にCommPacの前身である「コミュニケーションズ・パシフィック」を設立し、多くの大手観光業界企業を代理するトラベルマーケティング会社に育て上げた後、一般広報会社へと発展させた。その後、経営陣による数回の買収を経て、1988年にニューヨークの広報会社「ヒル&ノウルトン」が買収し、ヒル&ノウルトン・ハワイ・インクと改称された。1986年から1994年までCommPacに勤務していたヤノン氏は、1998年に同社を買収し、後に元の会社名を復活させ、短縮形であるCommPacとした。

「私たちは、クライアントの成功に喜びを感じるとともに、州内で最も注目され、論争の的になるような問題にも決して尻込みすることなく取り組んできた。すべての決断の背景には、故郷である島の伝統的な価値観を尊重し、支持するという揺るぎない決意があった。CommPacがもたらした影響力を深く誇りに思うとともに、私に与えられたあらゆる機会に永遠に感謝している」と、ヤノン氏は声明の中で述べている。

同社は現在、31日(水)のクライアントサービス業務終了に間に合うように、すべてのアカウントを移行し、クライアントと協力して残りの業務を行っている。

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写真:commpac.com

 

(日刊サン 2023.5.18)

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