ピックルボールというスポーツが人気だ。
プラスティック製で中空の軽いボールにはたくさんの穴があいていて、そのボールを木製のラケットで打ち合うアメリカ生まれのスポーツだ。
「テニス+卓球+バドミントン」のような競技と言われており、コートの大きさはバドミントンと同じくらいで中央にはネットがあり、テニスコートをひと回り小さくしたような見た目だ。
このピックルボールは、アメリカ国内で人気急上昇中だとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
オアフ島でも人気が高まっており、プレーをするためのコートの確保が追いつかない状態だという。
ハワイは、人口あたりのピックルボールのコート数では全米4位とされているが、プレーをする人が急増し、コートが足りなくなってきているようだ。
ホノルル市公園およびレクリエーション局では、オアフ島内の87公園に163面のピックルボールコートを備えているが、ほとんどのコートでは中央のネットが設置されていないために、プレーヤーは自分たちでネットを持ってくる必要がある。
また、コートをテニスと共有している場所もあるため、コート確保のために早朝に来る必要があったり、あるいは、コートが空くまで長い時間待つことになる。
カカアコにあるマザー・ウォルドン公園には、ピックルボール専用コートがあるが、週末や夕方には混雑は必至だ。
一部の利用者からは、予約システムの導入を求める声が上がっている。
ホノルル市が最近行った調査では、「市の公園でどんな活動をするか?」という質問に対して、ピックルボールと答えたのは全体の48.5%にあたる907人で、テニスは58.5%、1096人という結果が出ている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.5.17)