アイエア地区で20年にわたり愛され続ける地元のスナック店「サムライ・スナック・アイエア」が閉店を決定し、在庫処分のためのクリアランスセールに多くの人が訪れたとKHON2が伝えている。
同店は、家賃の値上げやパンデミックのあおり、最低賃金法の影響で閉店を余儀なくされたローカルビジネスのうちの一つだ。
サムライ・スナック・アイエアは家族経営で、オーナー家族の一人のマリ・キモト氏は、「私の母はこの20年間一生懸命働いた。パンデミックも大変だったし、シャットダウン、インフレ、労働者の不足、サプライチェーンの問題もあった」と語っている。
キモト氏は、同店のインスタグラムに閉店とクリアランスセールのお知らせを投稿。17日(水)までに全ての商品を売り切る必要があると説明した。
常連客のスティーブ・アミオンさんは、「閉店すると聞いてやってきた。この店には妻の好きなアイスクリームがあったので、味わうのはこれが最後になってしまう」と語った。また、2軒隣にあった「アイエア・チョップ・スー」も60年の歴史がありながら閉店したことに驚いたと付け加えた。
キモト氏は、できるだけ地元で買い物をしてほしいと呼びかけている。「ローカルビジネスのことは忘れがちだが、手遅れになる前に、できる限りサポートすることを奨励したい」
なお、カリヒ地区にあるサムライ・スナックは営業しており、商品はより大きな小売店でも購入可能となっている。
シェアする
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.5.15)