イゲ知事、旅行者にマスク着用継続を強く呼びかけ
連邦政府は13日、ワクチン接種を完全に終えた人のマスク着用要件緩和を発表したが、デービッド・イゲ州知事は、ハワイ州ではマスク着用義務が継続していることを強調している。
カプ・ブレーカーズ・グループのアンジェラ・キーン氏は「ほとんどの屋内と屋外の決められた場所でマスク着用義務があることを旅行者に強調するには、いくつかの取り組みを改善する必要があるかもしれない」と話した。また、「現在、旅行者の約半分がマスク着用義務を守っていようだが、マスクをしない旅行者は、PCRテストの結果が陰性だったことで新型コロナウィルスに感染していないと認識し、マスク着用義務がないと思っているのかもしれない」と意見を述べた。
全米50州のうち少なくとも半数は、ワクチン接種済みの人のマスク要件を緩和するか、マスク着用義務を廃止している。ネバダ州は、ワクチン接種済みの人はほとんどの屋内外でマスク着用の義務がなく、全てのカジノが6月に再開する見込みであることを発表した。また、ギャビン・ニューサムカリフォルニア州知事は「6月中旬にマスク着用要件を緩和する予定だ」と述べている。一方、イゲ州知事は、ハワイ州のマスク着用義務が引き続き有効であることを更に強調して伝えていく必要があるとしている。
マスク着用に関し、連邦政府とハワイ州の勧告が異なることに混乱する旅行者もいる。ウィスコンシン州からオアフ島を訪れているポール・ドゥカスさんは「州外から訪れた人々にとって、ハワイ州で実施されているマスク着用義務を認識することは難しいかもしれない」と話した。
イゲ知事は「特に航空会社やホテルに対し、顧客にマスク着用義務を促すよう呼びかけている」と述べた。
写真:Theodore Trimmer / Shutterstock.com
(日刊サン 2021.05.14)
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