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【世界のこぼれ話】リサイクルショップ「グッドウィル」でお宝発見 テキサス州

テキサス州に住む女性がリサイクルショップ「グッドウィル」で35ドルで購入した大理石の胸像が、今サンアントニオ美術館で展示されているとフォックス・ニュースが伝えている。

この彫像は第2次世界大戦時にドイツから姿を消したものだという。

2018年に美術品コレクターのローラ・ヤングさんがグッドウィルで見つけた彫像は、バイエルン国王ルートヴィッヒ2世が所有していたものと推定されており、現在アントニオ美術館に展示されているが、来年にはドイツに返還されることが決まっている。

この胸像は、紀元前1世紀から1世紀頃のもので、ジュリアス・シーザーに敗れたポンペイ大王の息子である可能性があるという。

像が最後に確認されているのは、ドイツのアッシャンフェンブルク市で、おそらく大戦中に兵士が持ち去り、アメリカへ持って来たのではないかと見られている。

お宝を発見したヤングさんは、この胸像の歴史を知り非常に喜んだという。

国際芸術法に詳しい弁護士の助けで、ヤングさんはドイツに胸像を返還することを承諾したが、取引の内容は明らかにされていない。

「胸像を所有することも売ることもできないとわかって残念でしたけど、この像の長く複雑な歴史の一部分に関わることができて嬉しく思います」と述べている。

写真:Shutterstock.com

(日刊サン 2022.5.12)

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