ホノルル市当局は、バス及び鉄道の運賃（デイリー運賃、月間パス、年間パス）を引き上げることを了承したが、新しい運賃の適用開始時期については市議会の決定に任せた。

市議会は、7月1日から始まる新会計年度の予算について審議中であり、この新料金を新会計年度から開始するのか、別の開始日となるのか選択することになる。

一回乗車の運賃は現在の2.75ドルから3ドルへ値上げ、月間パスと年間パスも値上がりする。

65歳以上のシニア料金は値上がり幅が最も大きく、月間パスが6ドルから20ドル、年間パスは35ドルから45ドルになる。

一回乗車券を購入した場合には、購入時から2時間30分内であれば何度でも乗り換えが可能で、バスと今後開通するホノルル鉄道でも利用できる。

また、大人（18歳から64歳）、青少年（6歳から17歳）、高校生（18歳から19歳）という年齢別カテゴリーに対する年間パスの発行とともに、シニアと障害者、メディケアカード保持者の運賃を新しく設定される低所得者カテゴリーと同様にする。

低所得者カテゴリーとは、連邦政府住宅のガイドラインで定められているように、年収が地域の中央値の30％に満たないことを指し、割引運賃を利用できる。