マテル社が古いおもちゃの返却プログラムを開始 新しいおもちゃの材料に
バービー人形やマッチボックスカーで有名なおもちゃメーカーのマテル社が今週、リサイクル活動の一環として古いおもちゃの返却プログラムを「マテル・プレイバック」を開始した。
「古いおもちゃの材料を再利用して新しいおもちゃを製造することは、環境に配慮しながらおもちゃの寿命を延ばすことができる」と同社は述べている。マテル社は現在、バービー人形、マッチボックスカー、メガ・シリーズのおもちゃの返却を受け入れているが、今後さらに多くの種類のおもちゃを受け入れる予定だ。消費者はマテル社のウェブサイトから無料の配送ラベルを印刷して返送することで、マテル・プレイバックに参加できる。
これまでに、多くの衣料メーカーが消費者に対してリサイクルのための中古品の返却を奨励してきた。Lululemonは先月、着用済みのヨガパンツなどを新しいギフトカードと交換できるプログラムの開始を発表した。パタゴニア、メイシーズ、ギャップなど、他のメーカーも同様の取り組みを展開しており、ナイキは先月、靴のリファービッシュ・プログラムを発表した。
マテル社CEOのリチャード・ディクソン氏は「マテル社のおもちゃは長持ちし、世代から世代へと受け継がれる。回収プログラムにより、リサイクル素材できた新しいおもちゃは、材料になった古いおもちゃと同じ年数分使われる」と述べた。マテル社は2030年までに、すべての製品とパッケージの材料に100%リサイクルされたバイオベースのプラスチックを使用することを目指しているという。
写真:rblfmr / Shutterstock.com
(日刊サン 2021.05.11)
シェアする