元ハワイ大学フットボール選手 コルト・ブレナン氏死去 37歳


ハワイ大学のフットボールチームを前例のない高みに導いた記録的クォーターバックであり、ハイズマン賞のファイナリスト、コルト・ブレナン氏が死去した。37歳だった。情報筋によると、ブレナン氏はカリフォルニアのリハビリ施設で亡くなったという。
カリフォルニア州サドルバック大学で積み上げたキャリアを後にハワイ大学へ移籍したというブレナンの決断は、マノアのチームにこれまでにない伝説をもたらした。ブレナン氏はダヴォーン・ベス氏やライアン・グライスマレン氏などのレシーバーと共に、2006年のハワイボウルで圧倒的な勝利に導いた。その年のシングル・シーズンで、ブレナン氏は53回のタッチダウンを通過し、レギュラー・シーズンを無敗で終えた。ブレナン氏は、チームがWACチャンピオンシップを獲得した2007年、WACオフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、同年のシーズンをハイズマン賞ファイナリストとして終えた。ハワイ州のフットボール選手で史上初だった。
ハワイ大学の元アシスタント・コーチ、リッチ・ミアノ氏は「彼は当時、非常に象徴的な存在だった。人々はその時期をコルト・ブレナン時代と呼んでいる」と話した。また、当時ヘッドコーチだったジューン・ジョーンズ氏は「ブレナン氏は約3年間、UHフットボールの顔として君臨し、チームや地元に多くをもたらした」と述べた。
(日刊サン 2021.05.11)
シェアする