ハワイ州で11日から、島間移動旅行者を対象としたワクチンパスポートプログラムが開始された。このプログラムは、ワクチン摂取をハワイ州内で完全に受けた人にのみ適用されると共に、PCR検査その他の検疫を回避することができる。ハワイ州では現在、人口の40％がワクチン接種を完了しており、全員がこのプログラムの対象になる。

一方、このプログラムは州外の旅行には適用されない。これについて、デービッド・イゲ州知事は次のように述べている。「太平洋横断旅行者対象のプログラムについては、未だ確固としたスケジュールはない。現在、他州で行われたワクチン接種記録へのアクセスを検証している。我々はハワイ州のワクチン接種記録へのアクセスを取得するため、いくつかの民間企業パートナーと協力してきたが、このプロセスは他州のワクチン接種記録に応用できると確信している」。

つまり、州外からハワイ州に入る旅行者は、ワクチン接種を完了していても到着前にPCRテストを受け、結果が陰性である必要がある。

プログラムの対象となるハワイ州住民は、Safe Travelsポータルで詳細が確認できる。イゲ知事はまた、Safe TravelsのWebサイトで問題が発生した場合のバックアップとして、旅行者がワクチン接種カードの携帯を推奨している。