サウスウエスト航空では、ハワイをテーマにしたデザインを施した新しい機体「イムア・ワン」が運行を始めているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
イムア・ワンは、ハワイ先住民アーティスト兼デザイナーであり研究者のハーマン・ピイケア・クラーク氏の指導のもと、デザイナーのカート・オオサキ氏およびオオサキ・クリエイティブ・グループのチームによってデザインされた。オオサキ氏によると、デザイン作業には約7カ月を要したという。
機首付近に描かれたレイは、それぞれの正式な花を持つ個性的な島々を称え、5つの星はサウスウエストが就航するハワイの5つの空港を表している。アウトリガーカヌーに乗った6人の漕手はイムアの概念を、36匹のカメは調和とバランスを表現している。
また、サウスウエストのロゴであるハートの色彩を反映し、大胆なブルーから温かみのあるレッド、サンライズイエローへと移り変わるグラデーションで夜から昼への変化を表現するとともに、太陽や星、月の導きに従い、風を使って太平洋を旅してきたハワイの歴史にも敬意を表している。
4月28日(金)、機体の塗装を行ったワシントン州スポケーンの工場で祝福の儀式が行われ、イムア・ワンはカリフォルニア州ロングビーチのお披露目会場へと移動した。サウスウエスト航空のニュースリリースによると、機体は現地スポケーン・インディアン部族の市民と、ハワイ教会の牧師であるカフ・コーデル・C・L・ケコアによって祝福されたという。
イムア・ワンは、ロングビーチでの除幕式後、同日4月28日(金)にダニエル・K・イノウエ国際空港に飛来し、その後ハワイの4つの空港を訪れた。5月1日(月)にはダラスに到着し、サウスウエスト本社で展示された後、3日(水)より運航を開始している。
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