クリス・サンドバーグさん(37歳)は新型コロナウィルス感染拡大で自宅で過ごす時間が長くなった2021年1月、TikTokチャレンジで、ある目標を立てた。
「なくなってしまったタコベルのグリル・スタッフ・ナチョス(Grilled Stuft Nacho)がメニューに戻るまで、毎日エクササイズをする」というものだ。
それから480日以上、クリスさんはエクササイズを続けており、すでに87ポンド(40キロ)減量したとフォックス・ニュースが伝えている。
「TikTokチャレンジなので、ただ減量するだけでは意味がないし、体重計の数字に一喜一憂するようなものにしたくありませんでした。面白い目標を設定したかったのです」
クリスさんのお気に入りのファストフードは、2013年から2015年までタコベルのメニューにあった「グリル・スタッフ・ナチョス」で、特にチーズいっぱいのハラペーニョソースが大好きだった。
今では食べられなくなったこのファストフードがメニューに戻ることを望んで、「タコベル」と「グリル・スタッフ・ナチョス」にハッシュタグをつけて、毎日のエクササイズを投稿し始めた。
「ファストフードのためにエクササイズするのは面白いと思いました。減量を楽しんで、深刻になりすぎないようにするにも良いことでした。健康的な食事を心がけていますが、ときには自分へのご褒美として、ハンバーガーやピザも食べます」
地元のタコベルがクリスさんのためにグリル・スタッフ・ナチョスを作ってくれ、ハラペーニョソースを1瓶プレゼントしてくれたという。
「僕だけのために作ってくれるのではなくて、メニューに戻してもらいたいのですが、タコベルからは正式な回答はありません」
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.5.9)
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