ハワイアンエレクトリック（HECO）は、5月末までとしていた滞納によるサービス切断の一時停止を延長し、6月30日までとすることを発表した。

新型コロナウィルス感染拡大で経済的打撃を受けている住民に対する電力需要確保のためである。

電気料金を支払っていなくても6月末まで電力を止められることはなく、もし電力切断を理由として何らかの支払いを求める連絡を受けた場合には詐欺を疑うようにと警告している。

HECOでは3月以降電気量検針を一時中断しており、2月の電気使用量を元に請求しているが、検針が再開されると実際の使用量との差額が請求書に反映されることになる。

在宅命令が出て家族が家庭で過ごす時間が長くなっているために、電力使用量が多くなっている可能性が高く、差額が反映された請求書の金額が高くなる可能性があることに注意が必要だ。

電気料金を支払う責任はあるが、もし支払いが困難な場合にはカスタマーセンターに連絡をして、支払いオプションについての相談をすることができる。

また、世帯によっては1000ドルを上限とした支援を受けることもできるため、詳細はHonolulu Community Action Program （HCAP）に問い合わせを。