7日の小売業再開はハワイ島とカウアイ島のみ オアフ島は15日以降
5月5日夜、デービッド・イゲ知事は地域経済の再開に向けた第一歩として、ショッピングモールや小売業者に営業再開の許可を出したが、それはハワイ島とカウアイ島のみであり、マウイ島とオアフ島はまだ再開されないことを発表した。
新型コロナウィルス感染数は、2週間連続で感染者数が10件未満だったことで経済再開に踏み出すこととなった。
ハワイ島とカウアイ島では、5月7日より小売業者の事業再開が許可されることになるが、買い物は単独もしくは家族で行うべきとして、マスク着用が必要である。
朝の会見では、小売業とショッピングモールの再開の許可と発表されたが、島ごとの違いについて知事は言及していなかった。
知事はその後、各市長と話し合った結果として、事業再開はハワイ島とカウアイ島のみであり、マウイ島とオアフ島については延期すると追加の発表となった。
オアフ島での経済再開については5月15日以降、マウイ島についてはしばらくの間再開されないと言う声明が出された。
もし感染第2波が起こるような場合には、再び閉鎖の可能性もあるとした。
これにより、すでに営業している不動産、自動車販売、洗車、携帯サービス、花屋、ゴルフ場、及び1対1のサービス、非営利団体、非食糧農業、ペットサービスなどに加え、今回の許可により、病院、社会福祉、小売業、ショッピングモール、卸売、倉庫業が再開となる。
レストランについては通常営業は許可されず、引き続きテイクアウトと配達のみの許可となる。
店内飲食は顧客同士を6フィート離すために座席を減らすなどの大きな変更が必要になるからだ。
イゲ知事は、島間旅行に対する14日間の検疫については検討しているとしたが、終了時期についての言及はなかった。
本土間と海外旅行の検疫については続行すると述べた。
カーク・コールドウェル市長はイゲ知事の最初の発表の後に会見を行い、オアフ島での再開は5月7日ではなく15日以降を求めたことを発表した。
また、市長は以下の制限を知事に求めた。
- 店内の人数は通常許可されている人数の50%
- 顧客間と店員顧客間の距離の遵守
- 市のコロナ対策ガイドラインの遵守
- ショッピングモール内では、フードコート、プレイエリア、娯楽エリア、バー、アーケードは閉鎖し、共有エリアはショップへのアクセスのみに使用。
(日刊サン 2020.5.6)