州商業農地開発公社 ワヒワ地区農地の改善計画を推進
ホノルルからノースショアまで続くカメハメハ・ハイウェイ沿いに位置するワヒワ地区では近年、犯罪が頻発している。昨年この地域で発生した銃殺傷事件後の一斉捜査によって一時的に下がった犯罪率は、現在また上昇しているという。エイミー・ペルソ州議会議員は「継続的な違法行為、車両の投棄、薬物問題について多くの報告を受けている」と話した。
州の商業農地開発公社(ADC)が所有しているワヒワの農地について、A D Cのジェームズ・ナカタニ事務局長は、4日に提出した書面で次のような変更業務を行ったと述べた。
・農地開墾のため、昨年の夏以降、民間のけん引会社が150台以上の廃車を撤去した。
・違法行為、盗難、破壊行為を阻止するため、警備会社に依頼し、特に夜間のパトロールを強化した。
・以前から問題だった灌漑用水について、ADCの施設及びテナントに水を供給する旧ドール・フード社の井戸(ボット井戸)の修理が行われた。
・計1300万ガロン(約5,000万リットル)の容量がある2つの貯水池の完成により、現在は灌漑水のニーズが満たされている。
・以上の変更により、州の食糧持続目標の達成が推進されている。
また、ナカタニ事務局長は「農業の多様化への移行と土地管理の改善について、ADCは先週、ワヒワにある残り1,200エーカー(約4,856平方メートル)の申請受け入れプロセスを完了した。晩夏には空き区画に入る農業関連のテナントが選考され、年末までに順次入れる予定だ」と述べた。
(日刊サン 2021.05.05)
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