ホノルル市倫理委員会は、新型コロナウィルス感染対策中における、市警察や消防救急隊員が一般からの贈り物を受け取ることを、感謝とアロハの気持ちの表れとして認めることを5月1日に決定した。

市職員の倫理ガイドラインは、コロナ感染と最前線で戦っている人々への国民の支持の急増によって一時的に変更されたことになる。

対象者は、ホノルル市に雇用されている警察官、消防隊員、救急隊員、ライフガードである。

初動対応者への感謝を表すために、様々な種類の贈り物や新しいプログラムについて報道がされており、地元プログラム「ヒーローのためにホテル」やマクドナルドが全国的に開催している「初動対応者と医療従事者のための感謝の食事」などが挙げられた。

5月4日からのホノルル市議会会議の議題には、200ドルを超えるコロナ感染対策ギフトとして市や関係機関に贈られた、企業、学校、個人からの食品や保護具に対する決議がある。

倫理委員会メンバーであるデビッド・モンク氏は「倫理委員会として、本来なら贈り物は贈賄としてどんなに小額でも認めないが、感染勃発時に高リスクの公共サービスを提供している人々のためにコミュニティがアロハの気持ちを表現できる何らかの形が必要だ」と述べた。

委員会では、市の検査官、検察官、酒類医委員会の従業員とともに、法律に携わる職員は贈り物を受け取れないとしている。

他の市従業員は、状況に応じて、最高200ドル、場合によっては最高50ドルまでの贈り物を受け取ることができるが、それは、その贈り物によって職務に何らかの影響がない場合に限る。

一方、州倫理委員会のダニエル・グルック事務局長は、州職員に対する贈り物についての規定に変更はないとしている。