【ハワイニュース】州衛生局 未使用の期限切れコロナ検査キット2,250万ドル分を廃棄
ハワイ州衛生局では、期限切れのコロナ検査キット75万個を廃棄する予定だが、2020年にそのキットを購入した金額は2,250万ドルだったとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
一部から、これは膨大な浪費というだけでなく、これらの検査キットで救えた命があったのではないかという声が上がっている。
プレミア・メディカル・グループ・ハワイのスコット・ミスコビッチ氏は、「もし州内で誰かが2,200万ドルを捨てたなら、クビが飛ぶでしょう。他に言いようがありません。これは納得できるものではない」と述べている。
「昨年、検査キットは非常に高い需要がありました。ハワイ島では旅行者を検査するために数千ものキットの支援を州に要請したのですが、断られています」
州衛生局は2020年に、当時感染が拡大していた老人ホームと刑務所で使用する目的で、1個30ドルで大量の検査キットを購入している。
ところが、予算がなくて老人ホームに配布して検査を行うことができなかったという。
その後、連邦政府から多くの検査キットが供給されるようになり、購入したキットが不要になった。
その結果、75万個のコロナ検査キットが保管庫に眠ったまま期限切れを迎えてしまったということだ。
廃棄を業者に委託する費用は63,000ドルだという。
シェアする
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.5.3)