ユナイテッド航空はハワイ就航75周年を記念して、5月2日(月曜日)ダニエル・K・イノウエ空港に到着した1175便の乗客を、75フィート(およそ23メートル)のレイで出迎えたとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
ユナイテッド航空は、1947年5月1日にサンフランシスコ〜ホノルル便の就航を開始したが、当時としては最も長距離の商業用航空ルートだったという。
2日には、イゲ知事を含む州関係者、ユナイテッド航空、観光業の人々が空港に集まり、サンフランシスコから到着した客を歓迎した。
イゲ知事は、「ユナイテッド航空がハワイでサービスを開始したのは、真珠湾攻撃とそれに続く第2次世界大戦と大きな関係があります。ユナイテッドは1942年、ハワイ経由でオーストラリアに向けて、アメリカ軍の貨物と物資の供給を行なったのです」と述べた。
同社は、サンフランシスコ便の後ロサンジェルス便を就航し、現在この二つは、ハワイへのルートとして最も人気のあるものとなっている。
「長期間にわたってユナイテッド航空がサービスを提供して島内で拡大をしたことによって、旅行は全ての人にとって手頃な価格となりました。本当に素晴らしいことです」
ハワイルート担当のユナイテッド航空副社長デービッド・キンズルマン氏は、「1,300人以上のハワイ在住従業員を雇用し、どの航空会社よりも多くのハワイ便を提供しています。毎日31便を運行し、ハワイとアメリカ本土の21都市を結んでいます。また、今年は地元のサステイナビリティー関係者に対して25万ドルを寄付し、持続可能な観光に対して貢献していきます」と述べている。
同社では現在、州での従業員雇用を促進しており、今週にも雇用イベントを2度開催するという。
ユナイテッド航空は、新型コロナ感染拡大によって大きな打撃を受けたが、パンデミック以前の状態に戻りつつある。
ユナイテッド航空CEOのスコット・カービー氏は4月21日に行われた第1四半期の業績結果報告で、「ついにパンデミックから立ち直る地点に到達しました。ビジネスの需要がまだ完全に立ち直っていないにもかかわらず、私が知っている限り、最も大きな旅行景気となっています。非常に早いペースで伸びてきていますが、今後アジアを含めた国際線が復活すれば、さらに大きな波が押し寄せることになるでしょう」と述べている。
ハワイ便に関しては、シカゴ〜コナ便、ニューヨークおよびニューワーク〜マウイ便、オレンジ・カウンティー〜ホノルル便がすでに再開されており、今年の夏は、昨年を超える観光客が訪れるだろうと予想されている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.5.3)