ホノルル行きデルタ航空機内で女性が出産
ソルトレイクシティ発ホノルル行きのデルタ航空機内で4月28日、フライトの途中に女性が出産した。その様子はTikTokの動画で伝えられたとワシントン・ポストが報じている。
4月30日に投稿された動画は920万回以上視聴されている。動画は投稿したジュリア・ハンセンさんが「この飛行機内でたった今、赤ちゃんが生まれた」とささやくところから始まり、出産した女性に拍手喝采して祝福する乗客たちの様子が写されている。また、キャビン・アテンダントが乗客たちに、産後の医療措置の間、ほんの数分間座ったままでいるよう依頼するアナウンスも聞こえる。飛行機は出産の3時間後に着陸した。出産した女性は車椅子で飛行機から降り、乗客たちは女性と赤ちゃんを拍手しながら祝福している。動画に女性や赤ちゃんの顔は写されていない。
動画には「飛行機での出産は、出産費用の節約になったのでは」「飛行機の着陸時に拍手してもO Kなのはこの時だけだ」というコメントがついた。一方、この状況が赤ちゃんの市民権と出生記録にどう影響するかを指摘するコメントも多かった。米国領空上の飛行機で生まれた赤ちゃんは米国市民と見なされるが、出生証明書は赤ちゃんが生まれた場所か、飛行機から降りた場所で登録される可能性があるという。
写真:NextNewMedia _ Shutterstock.com
(日刊サン 2021.05.03)
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