27日(木)、野生生物当局は、今月初めにワイキキのカイマナビーチで生まれたモンクシールの子どもがメスであることを発表したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
ハワイアンモンクシールのカイヴィは14日(金)の朝、カイマナビーチで、PO5と呼ばれる子どもを出産した。なお、このビーチでモンクシールが生まれたのはこれで4度目。
アメリカ大洋大気庁(NOAA)とその非営利パートナーである「ハワイ・マリーンアニマル・レスポンス」(HMAR)は、モンクシールの子どもの腹部を観察した結果、メスであることを確認した。HMARはソーシャルメディアの投稿で、カイヴィの5番目の子どもはメスであること、また2017年にRJ58カイマナが生まれて以来、カイマナビーチで生まれた初めてのメスとなることについて触れ、「今後数週間のうちに彼女の名前を発表するので、お楽しみに!」と綴っている。
NOAAとHMARは現在、カイマナビーチで過ごしているこのモンクシールの母子の監視を行っており、ビーチに訪れる人々が母子に近づかないよう呼びかけている。モンクアザラシの授乳期間は通常5〜7週間で、子育て中は保護本能が強く、子どもを脅かすと思われる遊泳者に噛みつくこともある。
州土地自然資源局(DLNR)は、絶滅危惧種であるハワイアンモンクシールと人間の安全を確保するため、24時間体制でモンクシールの周囲150フィート(約45.7メートル)を取り囲むように監視を行っている。
NOAAは、陸上でも水中でもモンクシールの母子から150フィート(約45.7メートル)の距離を保つことを推奨しており、母子が一緒にいる間は海水浴客は別のビーチに行くことを勧めている。
現在、カイマナビーチでは、標識やフェンス、ロープの内側に入ることは禁止され、関係者やボランティアの指導に従う必要がある。
モンクシールの目撃情報は、NOAAのホットライン(888-256-9840)に報告することができる。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.4.28)