米国陸軍工兵司令部は今後数日の夜間、オアフ島南岸の上空から緑色のレーザーが照射されることを警告しているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
これは、「Lidar(light detection and rangingの略)」を使って海岸の地形調査を行うためだという。航空機に搭載されたレーザーを上空から照射することで距離を測定する仕組みとなっている。
午前0時から午前5時までの間、バーバーズポイントからダイヤモンドヘッドにかけて、緑色の広い光のビームが見える可能性がある。公式発表によると、テストは28日(金)の夜から始まり、30日(日)まで続く予定となっている。
なお、このレーザー光は、短時間であれば浴びても目に問題はないと言われている。
陸軍によると、この活動は6月まで州内でさらに計画されており、そのほとんどは日中に行われる予定となっているが、今回は、オアフ島南岸の空域が混雑しているため、夜間の実施となったという。収集された地形データは、港湾の浚渫、海面上昇への備え、浸食された海岸線の評価など、陸軍工兵司令部や州、学術機関、民間機関での多くのプロジェクトに役立てられる。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.4.28)