ビーバーがインターネット・アクセスを中断 ケーブルをダムの材料に
カナダ
カナダのティッシュコロンビア州にある人口2,000人の小さな町、タンブラーリッジで、地元に生息するビーバーのダム作りの習性により、一時インターネット・アクセスが断たれるという事件が起こった。ビーバーがアクセスに重要なケーブルを損傷したことで、約900人のオンライン環境が失われたという。インターネット・プロバイダー Telusのスポークスパーソンは「ビーバーたちは複数の場所でファイバーケーブルをかじっていた。ケーブルをかじる前には約11センチ厚の導管をかじっていたようだ」と地元報道機関に語った。
修理作業員が現場を調べた際、予想よりも多くのケーブルに損傷が発見された。巣材のケーブルにたどり着こうとした複数のビーバーが、小川のそばで穴を掘っていたと推測されている。その後、ビーバーたちがダムを建設するための材料としてケーブルを使用したことも突き止められた。タンブラーリッジのインターネット・アクセスは24日の午前4時頃に中断され、25日の午後6時半頃に復旧した。作業員らは氷点下の気候の中、24時間体制で復旧作業に当たったという。
(日刊サン 2021.04.27)
シェアする